監査法人勤務
公認会計士試験合格者 H.K.様(Basicに合格)
―――財務報告実務検定を受験したきっかけについて教えてください。
今までは公認会計士試験の受験勉強で主として理論を学んできましたが、監査法人に入所し実務につくと自分が想像していた以上に注記事項等のディスクロージャー情報が重要であることを痛感いたしました。そこで、実務に直結する知識が問われる本検定を受験しました。
また、現在米国公認会計士試験の受験を考えており、CBT方式の試験(PC上で電卓の操作を行うことも含めて)に慣れるという意味もありました。
―――財務報告実務検定の受験にあたり、どのような準備をしましたか?
受験にあたっては公式テキスト以外は特に書籍は利用していません。ただ、テキストを読んでいて実務上の取り扱いが気になった場合にはEDINETで実際の開示例をチェックするようにはしていました。
また、検定試験とは直接に関係があるわけではありませんが、日常の知識のアップデートとして「週刊 経営財務」(税務研究会)は毎週しっかりと目を通すようにしています。
―――財務報告実務検定を受験してよかったことは何ですか?
あまり点数が良くなかったこともあり、自分の未熟さに気がついたことですね(笑)。
確かに会計士試験に合格しましたので、会計に関する基本的な知識は備わっているものと自負しておりましたが、実務で活躍するためにはまだまだ勉強が必要だということを実感しました。
また、合格後に閲覧できるようになる会員ページの情報は非常に迅速で、分かりやすく編集がなされているため、日々の知識のアップデートに大変役立ちます。さらにIFRSに関する情報も掲載されているため、重宝しています。
―――会計士試験受験経験者に対してアドバイスを一言。
会計士試験を受験されていた方は、会計に関する基本的な知識は身についていると思います。しかしながら、実務の現場で実際に必要とされる知識は一味違うものとなっています。本検定試験はまさに実務に直結する知識が問われますので、自分の知識と実務の知識との距離を図ることができます。初回受験時にはあまり良い点数を取ることができないかもしれませんが、日々の実務経験がそのまま検定試験のスコアアップにつながりますので、実務経験が自分の知識になっていることを感じることができると思います。
私も今後、定期的に受験し、スコアを上げてゆきたいと考えております。