<公式テキスト>
第5版財務報告実務検定公式テキストが2013年10月23日に刊行されました。全国の書店や、アマゾンなどのインターネットのサイトを通じて購入可能です。
今回の更新内容は主に次の通りです。なお、★は第5版で新設または大きく改訂された主要箇所です。
試験科目 | 項目 | 主な出題内容 |
財務報告概論 | ディスクロージャーの目的・分類・効果 | 総論、ディスクロージャーの分類、財務報告の範囲と開示プロセス、会計制度改革とディスクロージャー制度 |
ディスクロージャーの体制と年間スケジュール | 総論、年間スケジュール、本決算スケジュール | |
財務報告基礎データの収集 | 決算・財務報告業務開始前に確認しておくべきデータ、データ収集のツールとしての連結パッケージ、有価証券報告書の各開示項目に必要なデータの概要、財務報告基礎データの収集体制の整備、他社事例の収集等 | |
財務報告に係る内部統制 | 総論、財務報告に係る内部統制の評価・報告の流れ、決算・財務報告プロセス等に係る内部統制構築上の留意点 | |
金融商品取引法 | 総論、有価証券届出書、有価証券報告書★1、四半期報告書、内部統制報告書、その他の開示書類★2、電子開示実務★3,4 | |
適時開示 | 総論★5、決算短信、四半期決算短信、決定事実・発生事実、不適正な適時開示に対する措置 | |
会社法 | 各事業年度において作成が必要となる財務情報等、会社の計算等に関する会社役員の責任 | |
その他 | その他の提出書類等、IRと任意開示 | |
財務報告各論 (金融商品取引法) |
有価証券報告書 ★6 |
開示府令・財規・連結財規における規定内容、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題 |
四半期報告書 | 開示府令・四半期財規・四半期連結財規における規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題 | |
内部統制報告書 | 内部統制府令の規定内容、財務報告に係る内部統制基準・実施基準の規定内容 | |
財務報告各論 (適時開示) |
決算短信 | 取引所規則における規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題 |
四半期決算短信 | 取引所規則における規定内容、四半期報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題 | |
その他の適時開示等★7 | 決定事実・発生事実・コーポレート・ガバナンス報告書に関する取引所規則における規定内容★8 | |
財務報告各論 (会社法) |
招集通知 (狭義) |
会社法、会社法施行規則の規定内容 |
事業報告 | 会社法、会社法施行規則・会社計算規則の規定内容、有価証券報告書との相違 | |
連結計算書類 | 会社法、会社計算規則の規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題 | |
計算書類等 | 会社法、会社計算規則の規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題 |
(第5版における主な改訂内容)
★1:有価証券報告書の提出期限の延長に係る承認の取扱いの明確化に対応
★2:臨時報告書に関する改正に対応
★3:有価証券報告書等の次世代EDINET稼動に対応
★4:決算短信のインラインXBRL化に対応
★5:自社のウェブサイト等における会社情報の取扱いについての取引所規則改正に対応
★6:(連結)株主資本等変動計算書の横形式化に対応
★7:適時開示の改正に対応
★8:コーポレート・ガバナンス報告書に関する改正に対応
その他、試験対象基準期の変更に伴い各改正点について必要な更新を実施するとともに、ひな型編について2013年3月期基準に更新しております。また、試験対象ではありませんが、第7編においてIFRSの任意適用の要件緩和化の動向にも対応しております。
<試験基準期の移行>
公式テキストの出版にあわせて、2013年11月1日より2014年度版の試験(原則として2013年3月期基準。四半期報告書及び四半期決算短信に限り2013年3月期第2四半期)に移行しました。
−重要−
〜2013年度版公式テキストで学習されている方へ〜
2014年度版の試験(原則として2013年3月期基準。四半期報告書及び四半期決算短信に限り2013年3月期第2四半期基準)においても、2013年度版公式テキストの内容の相当程度が出題されることから、2013年度版公式テキストでの学習は決して無駄になるものではありません。
2013年度版公式テキストで学習されてきた方は、これまで通り2013年度版公式テキストをベースに学習を継続しつつ、上記改正点について、新公式テキストを学習されるのが効率的です。