財務報告実務検定|公式テキストの改訂予定及び試験問題のアップデートについて

公式テキストの改訂予定及び試験問題のアップデートについて

＜公式テキスト＞
2012年度版財務報告実務検定公式テキストが2011年11月1日に刊行されました。全国の書店や、アマゾンなどのインターネットのサイトを通じて購入可能です。
今回の更新内容は主に次の通りです。なお、★は2012年度版で新設または大きく改訂された主要箇所です。

試験科目	項目	主な出題内容
財務報告概論	ディスクロージャーの目的・分類・効果	総論、ディスクロージャーの分類、財務報告の範囲と開示プロセス、会計制度改革とディスクロージャー制度
	ディスクロージャーの体制と年間スケジュール	総論、年間スケジュール、本決算スケジュール
	財務報告基礎データの収集	決算・財務報告業務開始前に確認しておくべきデータ、データ収集のツールとしての連結パッケージ、有価証券報告書の各開示項目に必要なデータの概要、財務報告基礎データの収集体制の整備、他社事例の収集等
	財務報告に係る内部統制	総論、財務報告に係る内部統制の評価・報告の流れ、決算・財務報告プロセス等に係る内部統制構築上の留意点
	金融商品取引法	総論、有価証券届出書、有価証券報告書、四半期報告書、内部統制報告書、その他の開示書類、電子開示実務
	適時開示	総論、決算短信、四半期決算短信、決定事実・発生事実、不適正な適時開示に対する措置
	会社法	各事業年度において作成が必要となる財務情報等、会社の計算等に関する会社役員の責任
	その他	その他の提出書類等、ＩＲと任意開示
財務報告各論（金融商品取引法）	有価証券報告書 ★1,2,3	開示府令・財規・連結財規における規定内容、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題
	四半期報告書★4	開示府令・四半期財規・四半期連結財規における規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題
	内部統制報告書	内部統制府令の規定内容、財務報告に係る内部統制基準・実施基準の規定内容
財務報告各論（適時開示）	決算短信★5	取引所規則における規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題
	四半期決算短信★6	取引所規則における規定内容、四半期報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題
	その他の適時開示等★7	決定事実・発生事実・コーポレート・ガバナンス報告書に関する取引所規則における規定内容
財務報告各論 (会社法)	招集通知（狭義）	会社法、会社法施行規則の規定内容
	事業報告	会社法、会社法施行規則・会社計算規則の規定内容、有価証券報告書との相違
	連結計算書類	会社法、会社計算規則の規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題
	計算書類等	会社法、会社計算規則の規定内容、有価証券報告書との相違、各数値の計算方法・整合性、表示に関する計算問題

（2012年度版における主な改訂内容）
★1：連結包括利益計算書を新設
★2：連結包括利益計算書関係の注記を新設
★3：セグメント情報の注記を新設
★4：四半期報告書の簡素化に対応
★5：決算短信の様式変更に対応
★6：四半期決算短信の様式変更に対応
★7：適時開示の改正に対応

その他、試験対象基準期の変更に伴い各改正点について必要な更新を実施するとともに、ひな型編について2011年３月期基準に更新しております。

＜試験基準期の移行＞
公式テキストの出版にあわせて、2011年11月１日より2012年度版の試験（原則として2011年３月期基準。四半期報告書及び四半期決算短信に限り2012年３月期第２四半期）に移行しました。

－重要－
～2011年度版公式テキストで学習されている方へ～
2012年度版の試験（原則として2011年３月期基準。四半期報告書及び四半期決算短信に限り2012年３月期第２四半期基準）においても、2011年度版公式テキストの内容の相当程度が出題されることから、2011年度版公式テキストでの学習は決して無駄になるものではありません。 2011年度版公式テキストで学習されてきた方は、これまで通り2011年度版公式テキストをベースに学習を継続しつつ、上記改正点について、新公式テキストを学習されるのが効率的です。

◆財務報告実務検定試験に関するお問い合わせ先

財務報告実務検定事務局（日本IPO実務検定協会内）担当者：事務局長　原田
お問い合わせはこちらまで
E-mail：info@zaimuhoukoku.jp

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