連載第十八回
「各論:有価証券報告書」


第1問

有価証券報告書における重要な後発事象に関する注記に関して、もっとも適切と思われる選択肢を1つ選びなさい。

選択肢1
 前期の決算日後、親会社の重要な工場が火災により焼失した場合、引当金計上により前期の
決算に損害を取り込む。
選択肢2
 修正後発事象のうち重要なものについては、重要な後発事象としての注記が必要となる。
選択肢3
 重要な開示後発事象は、監査人の判断より監査報告書に注記されることがある。
選択肢4
 重要な後発事象として開示すれば、臨時報告書の提出が免除される。


第2問

有価証券報告書における【社債明細表】に関して、不適切な選択肢を1つ選びなさい。

選択肢1
 連結財務諸表作成会社の場合、個別財務諸表における【社債明細表】の開示は不要とされる。
選択肢2
 銘柄の欄には、発行している社債が多数ある場合、その種類ごとにまとめて記載することが
できる。
選択肢3
 連結会社の発行している社債のうちに連結財務諸表提出会社又は連結子会社が所有している
ものがある場合には、当該金額を控除した額を残高の欄に記載する。
選択肢4
 欄外に、連結決算日後1年以内、1年超5年以内、5年超10年以内、10年超の償還予定額の
総額を注記する。


第3問

有価証券報告書における【借入金等明細表】に関して、不適切な選択肢を1つ選びなさい。


選択肢1
 平均利率を記載する欄がある。
選択肢2
 3年分の推移を記載する。
選択肢3
 リース債務についても記載対象に含まれる。
選択肢4
 短期借入金については、返済期限の記載を要しない。


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